ブラジル音楽のスタンダード曲「酔っ払いと綱渡り芸人」
お久しぶりです。
しばらく留守をした言い訳から入りますが
ここのところ仕事が忙しくなり、家にいても仕事のことが頭から離れず
他に何もできなくなっていました。
そんなこんなでかれこれ3か月。
ようやく出口が見え始めたようで、乾ききった地面のような自分に
潤いを取り戻す気持ちが芽生えてきました。
まずは大好きなブラジル音楽を聴くことに。
O Bebado e a equilibrista 「酔っ払いと綱渡り芸人」を紹介します。
作曲者はJoao Bosco ジョアン・ボスコで
ブラジル音楽のスタンダードともいえる曲です。
ブラジル音楽集などには必ず入っているので
耳にしたことがある方が多いと思います。
「酔っ払いと綱渡り芸人」という題名が変わっているので調べてみると
クーデターで生まれたブラジル軍事政権下(1964年~1984年)で
表現の弾圧が行われ、それを歌で対抗したものだそうです。
酔っ払いはブラジルを牛耳っていた軍事政権を皮肉った表現で
綱渡り芸人はそんな社会で危なっかしく生きる国民を表現しているそうです。
Elis Regina (エリス・レジーナ)の歌が有名なのですが
私が特に気に入っている演奏はこれです。
歌 Carla Cristina カーラ クリスチーナ
歌手については詳しく知りませんが
ミューズが憑りついたような熱唱ぶりが見事です。
というか、聴衆に微笑みながら歌っている彼女をみていると
音楽の女神ミューズとは彼女のような姿なのかなあと
うっとりしています。
O Bêbado e o Equilibrista - Carla Cristina - YouTube
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一緒に歌ってみたい方には歌詞と翻訳がこちらにありました。
O Bebado e a equilibrista ~酔っ払いと綱渡り芸人~
参考 ボサノバと共に ♪ : O Bêbado e a equilibrista ~酔っ払いと綱渡り芸人~