こめやまのブログ

北海道オホーツク地方在住のこめやまが、北海道生活について発信するブログ

知床産エゾシカのしゃぶしゃぶごま風味

国際宇宙ステーションに滞在する日本人飛行士の食事として

北海道産のエゾシカ肉の料理が無人ロケットに運ばれることが決まった

というニュースがありました。(毎日新聞 2013年07月25日)

「知床産エゾシカのしゃぶしゃぶごま風味」のお料理だそうです。

 

エゾシカといえば、北海道では身近な動物です。

かわしいらしい姿をしていますが、私にとってはどちらかというと怖い存在です。

ドライブのとき道路脇にエゾシカがいたりすると

急に飛び出して来るんじゃないかと反射的にビクッとします。

 

本当にシカは、突然飛び出して来るのです。

根室の郊外を走っていた時、国道でしたので結構スピードは出ていたと思います。

道路の右にシカが見えました。

「あっ、シカだ」と思った次の瞬間、自分の目の前に飛んできました。

フロントガラスいっぱいにシカの姿が大写しに!

急ブレーキを踏むも「間に合わない!」 

とそのとき、シカからも必死なものを感じ

次の瞬間、車の左ボディにトンと軽くぶつかった音がして

同時にシカの姿は消えてしまいました。

車を止め見てみると、シカをひいているでもなく、車にもキズがなく

ホッとしたと同時に、不思議な気持ちになりました。

危ないところを、逆に、シカの恐るべき俊敏性に助けられた格好です。

 

また、ある夜、阿寒の峠の国道を車で走っていた時のこと

ヘッドライトの前方右から、突然数頭のエゾシカが道路に飛び込んできました。

あわててブレーキを踏んで車を止めると

数頭どころか数十頭の大きな群れが、後から後から走り込んできて

地響きが立てて道路を横断し、夜の森の闇に消えていきました。

サファリパークのような光景にしばし唖然とするばかり。

 

エゾシカの増え過ぎが原因で農作物に害を与えているというのは

今、深刻な問題となっているところです。

平成23年の農林業被害額はなんと約64億円だそうです。

いろいろエゾシカを減らす対策がとられているところです。

 

「そんなに増えてて困っているなら食べてしまえばいいのに」

我が家ではいつもそう言い合っていますが、エゾシカ肉を食べようと思っても

スーパーには、普通に売っていないのが現状です。

エゾシカ肉は地元民でも身近な食材ではないのです。

 

ご当地グルメで、北海道知床 道の駅うとろ・シリエトクなど

「シカ肉バーガー」をうたっているところもあります。

鹿肉メニューを出す一部の外食店もありますが

もっと気軽にエゾシカ肉が買えたらいいのにといつも思っていました。

宇宙ステーションに出すよりも、先にスーパーに出してほしい。